住管協の活動

設立目的

2006年に住生活基本法、その後長期優良住宅法などが施行されました。住宅業界は、これまでの作っては壊すというフロー型から、建てた住宅を維持管理し、次世代へ引き継いでいくという「ストック循環型」への早急な変革を求められています。私たちは、住宅業界に関わる工務店・不動産店・住宅産業者として、その実現のために何を考え、何をしなければいけないのでしょうか。
一般社団法人住宅管理・ストック推進協会は、これからの日本に必要とされる『ストック循環型社会』の実現を、住宅という観点から地域工務店、不動産店・住宅産業者が住宅所有者と共に目指していくことを目的とした団体です。

豊かさと未来を私たちは家から、そして子供たちへ。

運営内容

  • 住宅所有者への住宅管理及び住宅維持についてのアドバイス
  • 住生活基本法に沿った考え方の住宅業界及び住宅所有者に対しての推進
  • 既存住宅の流通において、売主・買主ともに正当かつ安心した取引を実現するために必要な知識と技術を備えた「住生活スキルマスター」、「ホームインスペクター」の認定、ビジネスにおいて基礎的なマナーを備えた「ビジネスマナーマスター」の認定、養成を目的とした民間資格・試験制度の運営
  • ストック循環型社会に必要とされる住宅資産化に向けた技術検討及び開発等
  • 住宅資産価値向上を図る住宅履歴情報及び住宅診断技術の構築
  • ストック循環型社会実現へ向けたリフォームの質の向上




  • 住生活スキルマスター試験

    新築住宅を検討している方、または既存住宅の購入や売却を検討している方が住まいづくりにおいて適切な選択ができるよう、総合的な住宅業の知識を持って、サポートを行うスタッフのスキルアップを目的とした試験です。

    ビジネスマナーマスター試験

    ビジネスマナーマスター試験は、社会人として必要不可欠なマナーの知識を得るための検定のようなものです。 スタッフ一人一人のマナーにより地域で愛される企業になることを目的とした試験です。

    地盤スキルマスター試験

    近年、ますます頻発する自然災害に対応する為の体系的な地盤の知識が身に付く試験です。これからの住宅営業には必須となります。


    ホームインスペクター試験

    ※ホームインスペクター試験の受験については、いえとまちネットワークへの加入が条件となります。 平成25年6月に国土交通省より、日本で初の「既存住宅インスペクション・ガイドライン」が発表されました。その中で「検査を行う者(ホームインスペクター)は、住宅の劣化・不具合等に関する知識、検査の実施方法や判定に関する知識が求められる」と記載されています。「ホームインスペクター」資格はガイドラインに則り、検査人のスキルアップを目的としています。既存住宅流通において住宅の資産価値向上を図り、安心した取引を行うために今後重要な役割を果たす検査人の資格試験です。


    リフォームスキルマスター試験

    リフォームを検討している方へ対し、適切なアドバイスができるようリフォーム会社をはじめ、工務店、流通業、そして住宅メーカーで働くスタッフのスキルアップを目的とした試験です。水回り、内装、外装、構造の各分野で最低限知っておきたい設備や建材に関する知識を備えた者が「リフォームスキルマスター」になれます。

    「中古不動産取引における情報提供促進モデル事業」採択

    平成26年度国土交通省「中古不動産取引における情報提供の促進に係る調査検討業務」の中核的事業「中古不動産取引における情報提供促進モデル事業」に当協会が採択されました。
    本事業は、「売主による物件情報開示や買主による物件情報収集の補助等」についての支援事業で、国土交通省から委託を受けた株式会社価値総合研究所が実施するもので、全国で17団体が選定されております。

    「長期優良住宅化リフォーム推進事業」インスペクター講習団体へ登録

    平成26年度国土交通省「長期優良住宅化リフォーム推進事業」で必須となっている住宅のインスペクション(現況検査)は、インスペクター講習団体に登録されたインスペクターによってのみ実施できます。 住管協は講習団体へ登録されておりますので、住管協のホームインスペクターは上記事業でのインスペクション(現況検査)が可能となっております。
    ※ホームインスペクターのうち、有資格者のみとなります。